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 ノロは琉球と奄美群島の宗教における女性の司祭である。神官・巫。地域の祭祀を取り仕切り、御嶽(うたき)を管理する。
 琉球・奄美には女性は男性を守る存在であるとされる「おなり神信仰」があり、ノロは基本的に女性のみであった。
 琉球王朝下のノロは大変権威を持っており、官職が与えられ、農業や漁業、政治にもアドバイスを行うなどしてきた。女性ノロは先祖霊等他界と交信することができ、また霊を一時的に憑依させることにより、そのメッセージを相談者(王朝に仕える場合は王朝側)に伝えた。

 奄美群島のノロは琉球王朝から任命されていた。しかし、当初薩摩藩はノロについて関与しなかったが、ある時期から琉球による奄美群島のノロ任命を禁止したり(1624年)、ノロの交流を禁止した。
 藩による禁止令が出ていたにもかかわらず、琉球と奄美のノロ交流は秘密裏にその後100年以上は続いていたとみられる。
 なお、ノロ制度の廃止された後はノロの代わりにユタが一般民衆を対象に相談役として存続し続けている。ユタも同様に他界との交信を行い、そのメッセージを相談者に伝える役割を持つ。
奄美のユタの場合、男性も存在する。